私の楽しみの一つは生徒の登校時間に校門付近の掃除をしながら生徒たちを待つことです。本校は見晴らしの良い小高い丘の上にあり、多くの生徒が自転車に乗って上ってきます。バスを降りて歩いて上ってくる生徒やバイクで通学してくる生徒もいます。
最近は季節も移り、朝夕は冷え込むようになってきましたので、多くの生徒たちが頬を赤く染めながら、息を弾ませてやってきます。
「おはようございます!」と元気いっぱいにあいさつをしてくれる生徒。素敵な笑顔であいさつをしてくれる生徒。少しはにかみながらあいさつをしてくれる生徒。「いつもお掃除ありがとうございます」とねぎらってくれる生徒。彼らの反応は様々ですが、どれも最高のあいさつです。
私はことあるごとに「本校の自慢は生徒たちです!」とみなさんにお話ししているのですが、朝一番に彼らに会うことでその日1日の元気をもらっています。
あいさつは、人と人が出会った瞬間の思いやりのメッセージです。声をかけた方もかけられた方もほっこりと温かい気持ちになります。こんなあいさつの力で福島高校はまた一歩前進していくのです。
福岡県立福島高等学校
校長 濱 順一 |