2学年主任・弓道部顧問(福田先生より) 皆さんおはようございます。今日は全学年ともに2回目の登校日です。分散登校の形態は変わりませんが、全学年が一緒に登校するのは初めてですね。少しずつ賑やかな福島高校が戻ろうとしています。もちろんのことながら、完全に今まで通りとはいかないことも多々ありますが、生徒の皆さんの活気が学校の活力になります。感染拡大防止の努力をしながら、以前の活気を取り戻してもらえればと思っています。 さて、話は変わりますが、皆さんはどうやって福島高校への進学を決めましたか?学校の魅力、自分の進路希望、学校の先生・塾の先生の薦め、保護者の方の薦め、色々な考えがあって福島高校を選択してくれたのだと思います。どういう形であれ、皆さんは試検を突破し見事合格を勝ち取り、福島高校への入学し皆さんと出会えたことに感謝しています。 人との出会いはとても奇跡的なことで、数学の授業の際に話したこともありますが、人生の中で1秒で一人に出会ったとし、人生が80年として考えると
1人×1秒×80年×365日×24時間×60分×60秒=
この式を計算した結果は25億2288万という結果が得られます。地球の人口は60億人なので、1秒で1人に出会ったとしても一生かけて地球のすべての人と出会うことは不可能なのです。ましてや、1秒で相手のことを理解するなんてことは困難なものです。1日かけても完全に理解することは難しいのではないでしょうか?そうなると1人×365日×80年=29200人…八女市の人口の約半分。私たちが出会い、互いに理解し合える人には限界があるのです。もちろん、今ではインターネット環境の普及・SNSの発達もあり顔を合わせずに対話できる環境があるためこの数というのは概数でしかありません。ですが、一生かけて出会う人は私たちにはある程度の制約が生まれるのです。その制約の中で、今の同級生と出会い、先生たちと出会い、その中から一生付き合う友だちも生まれます。高校生活は様々な出会いの連続です。先輩に会い、後輩ができ、地域交流では地域の方とで会い、社会人招聘事業や講演会で社会人と出会い、部活動をしている人は他校との練習試合などの交流で新たな出会いが生まれるかもしれません。単純に計算すると
同級生 160人 先輩 160人×2年=320人 後輩 160人×2年=320人 先生 50人 年間の講演会 約10回⇒10人×3年=30人 地域との交流 約20人
合計すると約900人、全員と交流するのは難しいかもしれませんが、福島高校には未来の出会いも含めて多くの人と出会うことができます。私の話になりますが、今年で福島高校9年目を迎えました。先生方との出会い、生徒たちとの出会い、保護者の方との出会い、地域の方との出会い、他校の先生方・生徒さんとの出会いがあったからこそ、今の私があります。人との出会いが私という人間を育ててもらえたように思います。だからこそ、福島高校が大好きです。教員という職業は学校を選ぶことはできません。人事異動で指定された学校で勤務をします。そういう意味では福島高校から選んでもらったのかなとも考えています。福島高校で働いているからこそ多くの出会いを得ることができました。私の中の宝物です。皆さんの福島高校での3年間が有意義なものになることを願っています。
最後に、先日夏の甲子園中止の発表がありました。総体が中止になり、同じ運動部の顧問としては野球だけでも全国大会を行ってほしいという想いがありとても残念です。ですが、それだけコロナウイルスは終息していないのだと改めて感じました。学校でも予防策を講じています。皆さんも可能な限り行動の自粛への協力をお願いします。では、また後ほど教室で会いましょう!(明日も更新します。)
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